2026.2.5
AMさん
経理・システム部 (2020年入社)
OHさん
ハイパフォーマンス樹脂BU ハイパフォーマンス樹脂営業部 (2017年入社)
KKさん
精密化学品BU 精密化学品営業部 業務グループ (2016年入社)
YKさん
E&C事業部 営業グループ (2011年入社)
WHさん
精密化学品BU 新規精密化学品営業部 (2014年入社)
座長
大塚裕之社長
大塚:今回の座談のテーマは、「新社発足1年を振り返って」ということで、新社になって皆さんが感じていることについて、忌憚なく話してもらいたいと思っています。まずは、簡単に自己紹介していただきましょうか。
YK:皆さん本社ですが、今日は私一人、平塚のE&C事業所から参りました。仕事は高抵抗器の国内外の営業で、広報担当もやっております。趣味は旅行が大好きで、国内外問わずいろいろなところに出かけています。
大塚: YKさんとは今回で2回目かな、他のみんなは普段から顔を合わす機会は多いが…、そのシャツはオロシタテですか?(笑)
YK:よくご存じで(笑)、ネーム入りなんですが、座談会のために作ったのではありませんよ(笑)
大塚:この調子で硬くならないで行きましょう!
AM:本社で経理を担当していて、従業員への経費の支払いや業者さんへの支払処理などを行っています。ここ1年のプライベートのトピックスは、子供ができてマイホームを購入したことで、充実した毎日を過ごしています。
OH:不飽和ポリエステル樹脂の販売と、自社開発の乾式成形材料バイログラスの新規ユーザー開拓を担当しています。プライベートでは、昨年9月に娘が生まれ、2、3歩歩けるようになったと思ったら、もう家中を歩き回っている成長の早さに驚きと喜びを感じています。
WH:新規精密化学品の営業を担当し、化学品の中間体のマーケット調査やプロジェクトマネジメントなどを手掛けています。今年、子供が小学校に上がり、楽しそうに通学しているのが嬉しい一方、「もうお父さんとはお風呂に入りたくない」と言われてしまい、寂しさも少し感じています(笑)。
KK:精密化学品営業部で、営業、各工場と連携を取りながら、国内外のデリバリー業務を行っています。また、物流コストの削減目標を設定し、その達成に向けて様々な検討を重ねています。プライベートでは、私も旅行が趣味です。
大塚:では、新社になってどんな変化を感じているか、皆さんの感想を聞かせてもらえますか?
OH:旧ユピカもMGCグループの1社でしたが、今回の合併によって社名に「三菱ガス化学」が入ったことで、グループの一員なのだという思いが一層高まりました。
WH:旧ファインケムが上流部分の製品を扱っているのに対し、旧ユピカはより最終製品に近い樹脂を扱っていて、技術もまったく違いますし、自分の知らない世界に触れることができるので、とてもいい刺激になっています。
YK:高抵抗器は、もともと化学品や樹脂とは異なる分野の製品で、専門的な用途における技術力と信頼性で評価が高い、安定した事業です。新社になって何かが変わったという印象はありませんが、変化への期待感はあります。新たな展開があるのではないかと楽しみにしています。
KK:合併してからも基本的に業務内容に変化はありません。旧ユピカ製品が拡販に向けて海外展開にも力を入れるということで、輸出に関するお問い合わせには、その都度お答えしています。
AM:私が所属する経理部門では、旧2社の組織が統合されましたので、この1年で大きな変化がありました。旧2社ともに、会計システムの一部は同じものを使っていましたが、従業員の経費のシステムも統合することになり、すり合わせが結構大変でした。また、同じシステムを使っていながら、お互いに知らない機能や運用方法も多く、いろいろ教え合う中で業務の効率化とスキルの向上も図ることができたと思います。
大塚:経理・システムや総務部門の人は、特に統合の大変さを実感していると思いますが、化学品をベースとした旧ファインケムと、ポリマーをベースとした旧ユピカでは、業務の在り方も文化もかなり異なっています。営業のシステムもそれぞれ違っていて、それを一気に統一しようとすれば、混乱を招くばかりですので、徐々に進めていかなければなりません。まずは、いろいろなやり方・考え方があるのだということを受け入れて、お互いに相手に対する理解を深めていってほしいですね。
大塚:続いてのテーマは、新社の合併効果を一層引き出すために何が必要かということで、皆さんの意見を聞かせてください。
AM:先ほどの話の続きになりますが、経理・システム部門が統合されて、今まで当たり前だと思っていたことが当たり前でなかったりしますし、お互いにどんな風に仕事をしているのかも完全には把握できていない状態ですので、今後も擦り合わせが必要です。そのためには、コミュニケーションの活性化が不可欠で、情報共有や交流の機会を増やすことが重要ではないかと思います。
OH:新社になって、オフィスは一緒になりましたが、フリーアドレスなどを導入して、両社間のコミュニケーションが更に促進されるような工夫をするのも面白いと思うのですが。
大塚:もちろんフリーアドレスの導入も考えましたが、自分の場所があるというのも大事なことで、デスクに家族の写真を置いたり、マスコットを置いたりして、落ち着いて仕事ができる環境を作ることも必要との考えから、固定アドレスを採用しました。でも、オフィスの一角に、フリーアドレスコーナーのようなものを作ってもいいかもしれません。
WH:私もコミュニケーションは大事だと思っていますし、委員会活動を通じた社内の交流はうまく回っていると感じます。ただ、ポリマーの技術などはパワポの資料を通して理論的には理解できても、体感的にはわかりません。例えば、精密化学品研究所の社員が、湘南研究所で実際に手を動かしてみるとかすれば、さらに理解が深まって新しい製品などが生まれるのではないでしょうか?
OH:定期的に勉強会を開くのもいいと思いますね。実は、前にWHさんに声をかけていただいて、数名のメンバーで勉強会をしたことがあるんです。お互いの製品について、知らないことがまだまだたくさんありますので、そういう機会を設けて知識をどんどん吸収していけば、それぞれの長所が組み合わさってユニークな製品を作り出せるのではないかと思います。
YK:私の方は、OHさんの部署が展示会に出展されることを自社のホームページで知って、相乗りさせてもらいました。一緒に出展すればコストも削減できますし、相乗効果も出るんじゃないかと思ってお願いしたら、E&Cのカタログを置かせてもらい、ノベルティも使わせていただけることに。このような出展情報などをホームページに載せるだけでなく、もっと手軽に共有できるシステムがあればいいなと感じています。
KK:私は物流コストの削減でシナジー効果が出せないかと思って、ユピカBU原料物流部に相談しました。精密化学品製品のお客様が九州にいるのですが、新潟工場から九州までチャーター便を使うとものすごくコストがかかるので、山口工場に製品を置いて梱包もしていただけないかと考えました。残念ながら山口工場は倉庫に余裕がないということで、このプランは実現しませんでしたが、九州エリアの物流業者さんを紹介いただき、コスト削減につなげることができました。
大塚:皆さんが自発的にシナジーを生み出す取り組みをしてくれるのは非常にありがたい。無理にやらされるのと違って、モチベーションも上がりますからね。情報共有のシステムについては、今Microsoft のTeamsを使っていますが、それを更に上手く活用するか、あるいはSlackなどを改めて入れるか、いろいろやり方はあると思います。いずれにせよカスタマイズ可能な従業員目線のデジタルツールは必要ですね。
大塚:先ほどからコミュニケーションの話が出ていますが、Googleが行った調査では、社員のパフォーマンスが向上する最大の要因が「心理的安全性」、つまり自分の意見や気持ちを安心して自由に発言できる職場環境だという結果になりました。皆さんの職場は、そのような風通しのいい環境ですか?
KK:いろいろ意見を出して好きに動けるような環境にしてもらっていますので、風通しはいい部署だと思っています。
AM:私は転職組ですが、今の職場はとても発言がしやすい環境だと思います。上長は、私の提案をちゃんと聞いてくれ、それを考慮して動いてくださるので、とても仕事がしやすいです。
YK:私の職場も、仕事に限れば話もできるし、意見などもかなり通してもらえます。ただ、もう一つ踏み込んだと言うか、仕事を離れた話はあまりしたことがないので、これからそういう機会を増やせればと思っているんですが、皆さんの職場はいかがですか?
WH:私が研究所にいた頃は、若手が多かったので何でも気楽に話していましたが、今は、年齢の離れた方とは、確かに仕事以外の話はあまりしていませんね。
OH:私の職場では、上長が非常に話しかけやすい雰囲気を作ってくださっていますので、仕事のことからプライベートのことまで、結構なんでも話していますね。
大塚:経営に当たって、私が大事にしたいと思っていることは、イノベーションを生み出せるような体制を作ることです。そして、イノベーションというのは、今手掛けている仕事からだけではなく、案外、仕事を離れたところでの雑談から生まれることも多いのではないかと思っています。ですので、忖度なしに何でも話し合える関係性を今後も築いていってほしいですね。
大塚:働き方改革と言われて久しいですが、率直なところ当社の制度や支援についてはどんな感想を持っていますか?
AM:子供を授かった時のことですが、お腹が大きくなってくると通勤が大変なんです。でも、この会社では、週2回在宅勤務ができるのとフレックスタイムがあるので、とても助かりました。子供が生まれてからも、女性が負担を感じずに働き続けられるというのは重要なことなので、この制度はぜひ継続していただきたいと思っています。
OH:子育てのことで言えば、娘が生まれた後、4カ月間育休を取りました。その際の引継ぎも上長がきちんとしてくれましたので、安心して子育てに専念することができました。また、小さい子供は体調を崩しやすいんですが、年に5日、特別有給休暇として看護休暇を取れるので、つい最近もそれを使って、助かりました。
AM:通院休暇という制度もあって、妊婦検診などでお休みしなければならない時にも利用できます。有休を使わずに通院できるのは、ありがたいですね。
WH:仕事で海外出張に行ったりすると慰労休暇がもらえます。他にも年に1回、プライベートな旅行にも補助金が出るので使わせていただいています。
YK:福利厚生については、私もおおむね満足しています。来年、海外旅行を予定していますので、旅行補助金を初めて使わせてもらおうかな(笑)。
KK:私も旅行が趣味なので、旅行補助金制度があるのは魅力です。できれば、年1回と言わず、もう少し出してくれたら嬉しいかなと(笑)。
大塚:今、皆さんが言ってくれたように、現状の制度も悪くはありませんが、福利厚生はさらに充実させていきたいし、給料も上げていきたい。会社自体がもっと稼がなくちゃね(笑)
大塚:新社になってまだ1年ですが、現状の当社について、どんな課題を感じていますか?
OH:リクルートサイトは充実していると思いますが、新卒採用にさらに力を入れていただきたいですね。湘南研究所などでは、若手のさらなる採用を期待しています。当社の強みは、機動力とユニークな技術だと思いますが、それを継承・発展させていくには、若くて意欲のある人材をどんどん拡充していかなければなりません。例えば、すでに実施を検討されていると聞いていますが、昨今の採用事情を見ると夏・冬のインターンシップはマストという感じなので、早い段階で内定を取れるようにした方がいいのではないかと思います。
大塚:採用については、合併前から重要課題だと認識しています。新社の名前に「三菱」を入れたのには、海外市場を含めたブランド戦略もありますが、採用にも効くはずだと考えたからです。その効果も検証した上で、有効な手を打っていきたいと思っています。
WH:採用+人事ローテーションなどで人員体制の整備を進めて、20年先、30年先のより安定した運営を期待します。
KK:定年退職される方がいるから人を採るとか、その時必要な人数しか採らないということになると、誰かに何かあった時に対応できなくなります。ですので、これまで通りに定期的に人を採用することが大事かなと思いますね。
AM:特に合併後の今は、請求書なども統一されていないので、忙しさを感じていますが、私のように産休を取る人も出てくると思いますので、仕事量に対して余裕のある人員体制を維持することが、円滑な業務を行う上で重要なポイントだと思います。
YK:私は、前任の退職で新人として営業に入りましたので、業務に関係する幅広い知識を早く身につけたいと、自分でもいろいろ勉強しました。それで思ったのは、MGCやグループ各社には研修や教育のツールが豊富にあるはずですから、それを活用させてもらって、補完していく考え方は取れないでしょうか?
大塚:買い手市場の時は、いつでも人が採れると考えていたのでしょうが、この問題は大きなリスクになりますから、優秀な人材の継続的確保に力を入れる必要があります。教育も重要課題の一つで、MGCグループが培った知見やツールを活かすというのも良いアイデアだと思います。一方的な話を聞くだけの研修ではなく、参加者が主体的に関わり、相互作用を通じて学びを深める教育手法を、ぜひ検討したいですね。
大塚:それでは最後に、今後の皆さんの抱負や、新社に期待することなどを聞かせてください。
YK:これまで海外営業は商社を挟んでいましたが、自分で直接海外に出向いて販路を開拓したいとずっと思っていました。合併前は、コストを考えるとうちの会社では無理かなとあきらめていましたが、新社になって規模も大きくなったので、ぜひそれを叶えたいですね。
AM:経理は実務をこなして知識を深めていく仕事なので、いろいろな部署から質問が来た時も、スムーズに答えられるように業務に習熟して、皆さんのお役に立てるようになりたいです。
KK:私は時々在宅勤務を利用していますが、新社になってシステムが統合されるのであれば、デジタル化をどんどん進めて、さらに使い勝手のいいシステムにしていただき、在宅でも会社にいるのと変わりなく、よりスムーズに仕事ができるようになることを期待しています。
WH:自社製品をもっと増やしたいですね。川上と川下の技術・製品を上手く組み合わせて、新しいものが生まれることを期待していますし、そういう仕事に自分も携われたらと思っています。
OH:私の部署で扱っている製品は、B to Bが中心ですが、今自分が手掛けている開発品は、コンシューマー向けで量販店にも並ぶような製品になります。この製品が無事上市できて、お店に並んでいるのを自分で手に取って買うことができたら、開発者冥利に尽きますね。
大塚:今日は皆さんの本音をいろいろ聞くことができたので、大きな収穫でした。イノベーションはフランクな対話から始まるので、今後ももっとこういう機会を設けて、対話を重ねていきたいですね。皆さん、本当にありがとう!
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