
CFRP用熱硬化性樹脂
優れた「生産性」と「CFRP物性」で
「CFRP部材の軽量化、低コスト化」にトータルで貢献
CBZについて
CBZは炭素繊維強化プラスチック(CFRP)用の樹脂として開発された熱硬化性樹脂で、これまでラジカル重合系樹脂で成しえなかった高強度CFRPを得ることができます。また、製造コスト面においてもお客様に貢献できる樹脂です。液状樹脂と中間基材を揃え、様々な分野で実績を積み上げています。
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お客様の声
CBZ-CFRPは、他のラジカル重合樹脂を用いた場合よりも大幅に優れた物性を発現します。 特に曲げ特性、層間せん断特性で優れた物性を示します。

成形メーカーA
引き抜き成形
(液状樹脂 CBZ500MH-AS)
エポキシ樹脂の3倍の速度で生産することができ、大幅な生産性向上となりました。
物性も良好です。

工業機材
メーカーB
プレス・AC成形
(中間基材 開発品PP550系)
短時間硬化で従来のプリプレグと同等以上の物性が出ました。作業性も問題ありません。

成形メーカーV
VaRTM
(液状樹脂 CBZ500LM-AS)
物性が高いため、炭素繊維のプライ数を減らすことができました。10%ですが大きなコストダウンになりました。

自動車部材
メーカーD
プレス・AC成形
(中間基材 開発品PP550系)
ピンホールが少なく、塗装工程を短縮することができました(5回→3回)。非常に嬉しいことです。
価値グラフ
液状樹脂

中間基材

お客様メリット
1.製造コストの削減


CBZはラジカル重合系樹脂であるため、
エポキシ系材料に比べ硬化時間が短くなり、
これにより、生産性の向上が可能となります(労務費の削減)。
事例1液状CBZを用いた引抜成形

引き抜き速度をエポキシの2.5~3倍にできるため、
生産性が大きく向上します。
事例2CBZ中間基材を用いたオートクレーブ成形

労務費用、塗料費用、ユーティリティの削減により、
トータルコスト削減につながります。

CBZ-CFRPは、他のラジカル重合樹脂を用いた場合よりも
大幅に優れた物性を発現します。
特に曲げ特性、層間せん断特性で優れた物性を示します。

表面性に優れた仕上がり
2.高強度・信頼性部品の提供
様々な環境下で物性を維持します(耐疲労性、耐熱暴露、耐候性、耐吸水性、耐オイル等)
point
03
耐候性
(サンシャインカーボンアーク試験)
point
04
吸水時の物性保持
吸水条件:70℃、14日間
3.環境への貢献
中間基材に関し、成形時間の短縮と材料の極冷保管が不要となるため、電力削減が可能となります。
年間電気使用量比較
電力使用量を
約40%の削減することが可能です。(自社試算)
この結果、CO₂排出量を
効果的に削減することができます。
製品概要(開発品含む)